• オールセラミックについて

  

  セラミックを使った補綴物には、金属フレームの上にセラミックを焼きつけたメタルボンドと、金属を全て使用しないオールセラミックがあります。
  そのなかでもオールセラミックは、自然な光を透過する美しさが特徴の素材です。
  口の中の歯肉とのなじみも良く、かぶせ物周辺の歯肉の健康も維持が可能。
  
  また、金属を一切使わないため、金属アレルギーの方も安心してご利用いただけます。
  様々な形で装着できるので汎用性が高く最善の治療法をご提案出来ます。

• 使用機器

  

  セラミックの製作には、プロセラシステム（ノーベル・バイオケアフォルテ）を使用しています。
  
  この機器はスキャニングの可動性が良く、適合に優れているのが特徴です。
  
  可動中に、支台の形態の異常を感知すると、自動的にスキャニングのスピードの調整・再計測を行います。
  そのため、非常に精度の高い補綴物の製作を実現することができます。
  
  また、この機器を使用することで、加工の難しさがネックになっていたジルコニアも、コンピューターで外形を読み取り正確に機械加工にて削りだすことが可能になりました。
  
  支台歯やチェックバイトを読み取り、セメントスペースまで予測した設計が可能になります。

• プロセラシステム(フォルテ)によるスキャンニング

  

• プロセラシステム

  

• ジルコニア

  

ジルコニア セラミックスは、2005年に国内で初めて厚生労働省の許認可を取得した歯科治療素材です。

金属を使用しないので、金属アレルギーの危険がありません。しかし金属と同じくらいの強さと耐久性があり、近年人気の高まっています。光の透過性にも優れており、透明感のある美しい補綴物が出来ます。

ジルコニアの特徴

【強　度】　　　鉄などの金属より硬く、簡単に欠けたり割れたりしません。

【精　度】　　　CAD/CAMなどの技術により、安定した品質で制度の高い補綴物を製作します。

【生体親和性】　金属ではないのでアレルギーも起こらず、人工関節に使われている臨床実績もあります。

【審美性】　　　光の透過性に優れており、天然歯と並べたときに違いが分かりません。

POINT

ジルコニアは金属以上の十分な強度・靭性があるので、従来では難しかった症例もメタルフリーでの治療が可能です。

• アルミナ

  

アルミナとは、酸化アルミニウムの通称です。セラミック素材の中でも極めて高効率、高性能。

耐食性を供えた酸化膜に保護されており、生体親和性に優れています。

フォルテを使用し、セラミックブロックから削り出す方式で製作します。

• OPCシステム （オプティマル プレッサブル セラミックシステム）

  

OPCとは加圧形型によるセラミック加工システムであり、高強度のセラミックプレスコアを採用したことにより、審美性・強度・マージンフィット・時間の短縮など各種マテリアルの全てにおいて、クオリティを追求したオールセラミック修復システムです。

• ジルコニア・アルミナプレス

  

  ジルコニアキャップにプレス技工を施すことによって、ジルコニアブリッジの製作も可能です。

• セラミックプレス

  

  OPCシステムのセラミックペレットを鋳造し作成したフレームに、セラミックを盛り上げ完成です。

• メタルボンド

  

メタルボンドとは中身は金属で出来ており、見える部分にのみセラミックを焼きつけた補綴物です。

強度があり、どんなケースにも対応でき、長期間口腔内で安定する、歴史のある優れた材料です。

※写真はイメージであり、一部同一でないものがあります。

製品概要